コウノトリSSMの真髄

 

本音と建前が分からなくなっている日本の現状を、日本の底力に気付き自信感が溢れた常態で人間が大好きな日本人を大量生産するゲーム


 

⇒コウノトリSSMゲームは、ただのゲームではありません。ここには、とても深い世界観が埋め込まれています。また、ゲーム開発者の想いというのも並々ならぬものではなく、日本や人間に対する深い想いによって創られています。

 

⇒そこに触れるには、そもそもコウノトリSSMゲームが開発される様になったキッカケを紹介するのが良いかも知れません。ゲーム開発者は、日本に憧れを持ち、小さい頃から日本人の底力の秘密に関心があり、サムライが大好きな韓国人です。

 

⇒彼は、日本に来たのは1995年の事です。小さい頃から日本人の底力にはとても関心があり、サムライが大好きで、あんなに小さい国が何度も世界に影響を与えている事に心動かされる人でした。その彼が日本に来た時の心境は、とてもワクワクしていたんだそうです。サムライに会う、日本人とはどんな人間なのか、などなど。

 

⇒ところが実際に日本に来てみると、皆、歩く時の姿勢がおかしかったり、目に覇気がなかったり、サムライだと思える様な人は一人もいなかったそうです。自信感のなさが目立ち、生きている実感が伴った生き方をしている様には見えなかったと言います。サムライは、どこに行ったんだ?とショックを受けたそうです。

 

⇒最初は、アメリカに負けた事によるアメリカ主導の歴史観が埋め込まれた事が理由ではないかと想った様です。二度と日本が世界に立ち向かえない様にする為に、自分たちの国はヒドイ事をしたという罪意識の教育や、自信感を奪い、生きている土台や根拠を失わせていく様な教育、それとアメリカ・西洋を尊敬し崇める様にさせるかの様な暗記中心の詰め込み型教育など、そうした事によって、敗北感や罪意識や存在否定に自己否定などが強くなったのだろう、と想った様です。

 

⇒ところが、次第にそれだけでは説明のつかない事や理解出来ない現象も見かける様になりました。日本人のサービスは世界トップクラスだ、という話は時々耳にしますが、この韓国人も日本人のサービスには、とても驚いた様です。

 

⇒ある店に入ったところ、『いらっしゃいませー』の声がとても胸の奥にまで響いたそうです。その後も、笑顔が絶える事なく、丁寧な応対をしてくれるなど、多くの店でその様な事を経験したそうです。日本人にサービスされると、簡単に心を持っていかれてしまう。日本の力の秘密に触れた時でした。そうした事は店の店員だけではありませんでした。ゲーム開発者は男性なのですが、日本のある女性は、とてもニコニコしていてその方と目が合うとニコッと笑顔になったそうです。

 

⇒ゲーム開発者は、その女性は自分の事に好意があるんだと想いました。ところが、実際はそうではなかったと知った時、とても信じ難かった様です。好意がある訳ではないのに、どうして笑顔したり愛想よく振舞ったり出来るのか?と。

 

⇒その件があってからは、日本人は多くの人にこうした現象が当たり前の様に起きていて、当人たちも気付いていない程に自然な事になっているんだと観えてきます。日本人は、本音と建前が違う。心が入ってなくても笑顔する事も出来るし、本音が備わっていなくても愛想よく振舞う事が出来る。

 

⇒この心が入っていなくても・・・という点が、先ほどのサムライがいなかったという現象にもピッタリ重なる様に見えたそうで、『コワ~イ』と想った様です。心がなくても、本音がなくても、生きているんだったら、機械やロボットじゃないか?日本人は人間じゃないのか、と。それ以来、日本人は、機械やロボットの様に見える事もしばしばあった様です。

 

⇒私も時々、海外の人から聞くのですが、日本の街は確かに機械的に動いているかの様なんだそうですね。電車やバスが時間通りに動き、ビジネスでも書類がどこどこまでもキッチリしている。もちろん、良い側面や尊敬される面もあるのですが、心ある人間だし、ゆとりや自由度はある程度必要なのに、よくここまでキッチリ出来るものだと感嘆される一方で、機械的な国、機械的な国民性、と捉えられる事がある様です。

 

 

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