■報告Vol.2①【テーマ】を通して

 

❸静的・完成を感じさせる名詞の平和ではなく、躍動・力動・創造溢れる動詞としての平和

 

僕が『今まで と 今から』の活動をするきっかけになった一つに、NPO法人PBLSがありますが、ここの理念に初めて出会った時、衝撃が走りました。

 

平和という名詞。

 

しかし、これを名詞で捉えてしまった場合は、何かこう静かで、穏やかで、平らで、既に完成されてしまっている一枚の絵の様な印象は受けますが、今がその状態かと言いますと、その状態とは強烈な格差を感じてしまい、そんな完成形の一枚の絵に向かっていくという原動力や、今ここどんな選択をすれば良いのか、という動きを生み出す事は難しいんですね。

 

その事を主張していました。

 

それよりは、平和という名詞(っぽさ)の概念を動詞として捉える事で、今は未だ未熟なところがあるかも知れないけれど、その現在地から、その状態から始まって、今ここが平和、平和から出発、平和が生み増えていく、という動きのイメージ、躍動・力動・創造溢れる領域を増やしていきたい、という様な理念だったんですね。

 

今ここのそんな動きを、人間活動に当てはめてみますと感動というキーワードが浮かび上がってきました。それで、平和だけでなく、活き活きとした動きのイメージを取り入れたくて感動を交えています。

 

 

→❹平和という言葉、その概念が深くなったある質問